UML(Unified Modeling Language) って最近ネットであまり見かけない気がします。特に最近は専らコードを最速で書く事が要求されている事で一層見る機会が減っている気がします。既に廃れてしまい、流行って無いと言う人もいますし、逆に既に定着したから、あえて言及されなくなったなんて論ずる人も居ます。定着してたらそれはそれで、もっと活発だろとか思うのですが…
そこで、今回本当にUMLがオワコンなのかどうかを Google トレンドを使って見てみたいと思います。
さっそく「UML」で調査開始
"UML" で Google 検索すると 36,600,000件がヒットして、検索結果数は割と多いかと思います。早速Googleトレンドで「UML」を検索すると…
(日本に限定してフィルタかけてます)
・・・・あれ?
マジで?最近の検索量は2004年4月を100として5しか無いご様子。いくらなんでも減りすぎでしょ。
気を取り直して、IT業界で最大の人気を誇るJava言語との検索量を見てみようかと思います。
( д) ゚ ゚ ポーン
少なっ!!!!
もはや見えてないですな。Javaも恐ろしく減ってますがもはや比較になっていません。
ちなみに UML の活用能力を認定する資格の UMTP を見ると
こちらも似たような傾向ですね。
更に UML と一緒に UMTP を比較すると
えーっと、、、
ちょっと予想外で何とも言えませんが UML に対して UMTP は殆ど検索されていませんね。他人からクラス図書いたといわれてみると謎のオレオレ UML になっていて説明を求めるシーンも多いですが、これは体感的には納得…でしょうか?質問系で申し訳ありません。
(同じ図を使って理解しようとして解釈がいろいろ出てくるとそれは技術文書じゃなくて政治文書じゃないかと思っていますが・・・)
まとめ
UML はオワコン!!ではなく…これだけでは判断できませんね。
但し、全体の検索量自体は下落傾向は確認できました。但し、他のプログラミング言語系のキーワードも総じて右肩下がり傾向が全体に出ていました。このことから Google の検索量全体が減っている可能性もありそうです。
UMLの検索結果自体は記事が割と古いものが多くて5年以上前の記事も結構上位にあるためUMLコミュニティ自体の発信頻度は活発では無いことも確認できました。また応用的な図の活用を示すサイトはほとんど見当たりませんでした。
最後に
UML もっと使いましょう。いや、使ってください。思考の整理や、コンテキストを超えたコミュニケーションの円滑化という意味では UML は特に威力を発揮します。複雑なプログラムコードのまま見せるより、全体を図示する場面は多いです。デザインパターンを Ruby のコードのみで示したりすると世の中への発信効果が半減してしまいますからね。