PG日誌

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Backblaze社のHDD故障率2018年年間レポート + 各年ごとのレポート

先日、クラウドストレージ運営会社のBackblazeが定期的に発表しているHDD故障率のデータの2018年の年間故障率が発表されたので表を文字起こししてみました。2018年の1年間の故障率(2018年1月1日~12月31日)までの範囲です。(毎回、なぜか表が画像で検索がめちゃくちゃしづらいので文字に起こしています。

またしても前回の表から並び順が変わっています。めちゃくちゃ比較しづらい!なぜ毎回並び順を変更するのでしょうか?

メーカー モデル 容量 ドライブ数 稼働日数 故障台数 故障率
HGST HDS5C4040ALE 4TB 50 23,069 1 1.58%
HGST HMS5C4040ALE640 4TB 5,704 1,801,804 24 0.49%
HGST HMS5C4040BLE640 4TB 14,550 5,435,566 54 0.36%
Seagate ST4000DM000 4TB 23,236 9,961,154 581 2.13%
Toshiba MD04ABA400V 4TB 145 52,850 1 0.69%
Toshiba MD04ABA500V 5TB 45 16,335 0 0.00%
Seagate ST6000DX000 6TB 1,524 632,412 17 0.98%
WDC WD60EFRX 6TB 383 152,703 9 2.15%
HGST HUH728080ALE600 8TB 1,045 378,238 7 0.68%
Seagate ST8000DM002 8TB 9,874 3,589,822 92 0.94%
Seagate ST8000NM0055 8TB 14,383 5,224,893 126 0.88%
Seagate ST10000NM0086 10TB 1,210 442,260 4 0.33%
HGST HUH721212ALN604 12TB 1,278 71,079 1 0.51%
Seagate ST12000NM0007 12TB 31,146 7,768,206 296 1.39%
Toshiba MG07ACA14TA 14TB 1,205 108,536 9 3.03%
合計 104,778 35,658,927 1,222 1.25%

今回からWCDの4TBモデル「WD40EFRX」が全て撤去されたようです。代わりにToshibaの「MG07ACA14TA」という14TBの超大容量ディスクが追加されています。

この表からワースト3は以下の通りでした。

  • 1位:3.03%、Toshiba、MG07ACA14TA(新規導入なので故障率が高いのか品質が低下してるのか?
  • 2位:2.15%、WDC、WD60EFRX (この機種は毎回ランクインしてて本当に最悪だと思います
  • 3位:2.28%、Seagete、ST4000DM000(この機種もワースト常連で最悪です

どのメーカーも壊れる時は壊れるという感じですかね…?WDCのRED系列のHDDの異常な故障率とある意味安定のSeagateって感じです。HGSTがやはり安全性が高いみたいです。

全体的に12TB~8TBのHDDはパフォーマンスが良いとのことでした。

2013年4月~2018年9月まで年別の故障率

2016年~2018年の3年間の年ごとのHDD故障率の統計は以下の通りです。

メーカー モデル 容量 2016年 2017年 2018年
ドライブ数 故障率 ドライブ数 故障率 ドライブ数 故障率
HGST HDS5C3030ALA 3TB 4,479 0.75%
HGST HDS723030ALA 3TB 974 2.22%
Toshiba DT01ACA300 3TB 46 4.32%
WDC WD30EFRX 3TB 1,103 3.27% 180 1.09%
HGST HDS5C4040ALE 4TB 2,700 0.52% 2,346 0.34% 50 1.58%
HGST HMS5C4040ALE640 4TB 7,014 0.40% 6,033 0.33% 4,704 0.49%
HGST HMS5C4040BLE640 4TB 9,362 0.51% 14,797 0.63% 14,550 0.36%
Seagate ST4000DM000 4TB 34,737 2.77% 31,936 3.17% 23,236 2.13%
Seagate ST4000DX000 4TB 185 13.57%
Toshiba MD04ABA400V 4TB 146 0.00% 146 0.70% 145 0.69%
WDC WD40EFRX 4TB 46 2.17% 45 2.21%
Toshiba MD04ABA500V 5TB 45 2.22% 45 0.00% 45 0.00%
Seagate ST6000DX000 6TB 1,889 0.85% 1,792 0.70% 1,524 0.98%
WDC WD60EFRX 6TB 446 5.49% 436 2.06% 383 2.15%
HGST HUH728080ALE600 8TB 45 0.00% 45 0.00% 1,045 0.68%
Seagate ST8000DM002 8TB 8,660 1.63% 9,886 0.96% 9,874 0.94%
Seagate ST8000NM0055 8TB 60 0.00% 14,396 1.21% 14,383 0.88%
Seagate ST10000NM0086 10TB 1,220 0.89% 1,210 0.33%
HGST HUH721212ALN604 12TB 1,278 0.51%
Seagate ST12000NM0007 12TB 7,220 2.01% 31,146 1.39%
Toshiba MG07ACA14TA 14TB 1,205 3.03%
合計 71,940 1.95% 90,523 1.77% 104,778 1.25%

Seagateの伝説級の故障率のHDD「ST4000DX000」の異常さが際立ちます。それ以外にもWDCのREDモデルの破損率もなかなか高いですね。ハッキリと製品によって壊れやすい、壊れにくいという性質が存在する証拠をこの表が訴えていると思います。

2013年4月~2018年9月までの全期間の統計

こちらは全期間の合計の表です。2013年4月20日~2018年12月31日までの期間全てです。

メーカー モデル 容量 ドライブ数 稼働日数 故障台数 年間故障率
HGST HMS5C4040ALE640 4TB 8,570 10,625,825 152 0.52%
HGST HMS5C4040BLE640 4TB 16,168 14,903,624 188 0.46%
HGST HDS5C4040ALE630 4TB 2,706 4,497,542 95 0.77%
HGST HUH728080ALE600 8TB 1,045 469,930 10 0.78%
HGST HUH721212ALN604 12TB 1,278 71,079 1 0.51%
Seagate ST4000DM000 4TB 34,744 45,272,013 3,411 2.77%
Seagate ST6000DX000 6TB 1,891 2,522,824 74 1.07%
Seagate ST8000DM002 8TB 9,891 8,215,991 226 1.00%
Seagate ST8000NM0055 8TB 14,396 7,930,051 214 0.98%
Seagate ST10000NM0086 10TB 1,220 569,367 7 0.45%
Seagate ST12000NM0007 12TB 31,146 8,132,638 310 1.39%
Toshiba MD04ABA400V 4TB 146 194,960 5 0.94%
Toshiba MD04ABA500V 5TB 45 62,730 2 1.16%
Toshiba MG07ACA14TA 14TB 1,205 108,536 9 3.03%
WDC WD60EFRX 6TB 458 654,360 31 3.96%
合計 124,909 104,231,470 4,805 1.68%

Seagateは壊れまくるHDDを撤去した影響で、WDCのほうが故障率が高くなっています。Toshibaの14TBは新規に導入したばかりなので故障しているのか品質が悪くなっているのかまだ判断できません。Toshibaは事業環境が色々あったので品質が悪くなっているリスクがありそうですね。

相変わらずHGSTが良さそうという印象です。

WDCも意外と壊れやすい問題

電気製品って最初は壊れやすくて、だんだん安定してきて、最後寿命で壊れ始めるという「バスタブ曲線」を描く事が多いのですが、初期故障の期間後にも安定的に2%以上をたたき出している機種が「WDC」「WD60EFRX 」「Seagete」「ST4000DM000」の2機種です。ほかの機種はあるときだけ高い値が出た後、低い故障率になったりするのですがこの2機種だけは別格です。

特にWDCはREDモデルとして普通に販売しているHDDが故障率が高く被害にあう可能性があるという意味でWDCが意外と壊れやすくて危ないと思います。

逆にSeagateは品質が徐々に向上しているのか、ST4000DM000はもう市販されていないので被害にあわないという意味でこの表で故障率がいくら高くても一般消費者には関係ないという意味ではある意味安全なのかと思います。

じゃあおすすめはどれか?

このデータの中でHDDに故障率の低さを求めるならHGSTしかないと思います。ただし、7200回転モデルは最近HGSTは販売していないので5400回転の低回転モデルでRAIDを組むような使い方になるかと思います。というか最近新機種発売してないみたいですがHGST自体が大丈夫なんですかね…?

まとめ

表をまとめると

  • 故障率
    • WD : 4%
    • Toshiba : 2%
    • Seagate : 2%
    • HGST : 0.5%

という感じです。伝説級のクソHDDがたまに生み出されるSeagateとWDCは買うときにマジで気を付けてください。表中で0.5%~1.5%はまぁ、、、普通くらいの故障率かなと思います。

購入候補

で、以前からソフト開発用の自分のデスクトップPCに換装したいHDDを調べていたのですが、求める条件はこんな感じで調べていました。

  • デスクトップで使う
  • 大容量ゲームを複数置いておく
  • 7200rmp
  • 高耐久だったらいいな

で、選んだのがWDのデスクトップ向けハイエンドHDDの通称Blackモデルです。2019年5月時点で4TB, 6TBが買いやすい価格になっています。

次は、WDのGoldモデル、エンタープライズ向けの技術が入ってるらしい。24時間稼働を想定して作られたデータセンター向けモデルらしいです。大きいランダムデータを読むのに適していると記述がありました。まぁ体感できるレベルじゃないので安定度が高いならデスクトップで使っても全くないと思います。

期待のHGSTですが7200回転モデルで現実的なものがもう売っていないみたいです。残念。。

Seagateは検討していません。

関連リンク

過去のHDD故障率のまとめです。

2018年3Qの故障率は以下の通り

takachan.hatenablog.com

2018年2Qの故障率は以下の通り

takachan.hatenablog.com

2018年1Qの故障率は以下の通り

takachan.hatenablog.com

2017年4Q + 通年故障率は以下の通り

takachan.hatenablog.com

2017年3Qの故障率は以下の通り。

takachan.hatenablog.com

2017年2Qの故障率は以下の通り。

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