Windows 10 環境で VC++ の コンパイルに使用する Windows SDK バージョン にどれを指定したらしいのかのメモです。
結論から言うと基本的にターゲットの Windows のバージョンに合わせます。
対応表
Date | Windows10 Ver. | Windows SDK Ver. | メモ |
---|---|---|---|
2015/07/29 | 1507 | 10.0.10240 | 2017年5月9日にサポート終了済 |
2016/04/08 | 1511 | 10.0.10586.212 | |
2016/11/29 | 1607 | 10.0.14393.795 | |
2017/07/11 | 1703 | 10.0.15063.468 | |
2018/01/18 | 1709 | 10.0.16299.91 | |
2018/07/10 | 1803 | 10.0.17134.12 | |
2019/03/28 | 1809 | 10.0.17763.0 | |
2019/05/21 | 1903 | 10.0.17763.0 | |
2019/11/12 | 1909 | 10.0.18362.1 | |
2020/05/27 | 2004 | 10.0.19041.0 |
- 1809 なら 10.0.17763.0 でビルドする
- 1809 で 10.0.19041.0(2004相当)だと新しい機能を使うと問題が起きる可能性がある
- 特に自PCと動作環境が違うと問題が起きても気が付かない可能性がある
- Windows IoT版も同じ。リリース時はLTS版を使うことになるが、通常の Win10 と同じ番号が振ってあるのでそれを利用する。少し古いバージョンを使うことになるのでデスクトップPCとバージョンが違うので注意。
参考資料
MS のサイトはリンクが切れやすいのでなかったらGoogle検索で探す事
Windows SDK アーカイブ https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/downloads/sdk-archive/
IoT は Wikipedia が怪しい?バージョンは MS のサイトか代理店に確認すること。
Windows10 Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_10#20H1_(ver2004)
Windows10 IoT Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_10_IoT