注意
本内容は、ある程度PCに知識がある人向けです。操作によって問題が発生する可能性があり紹介する内容の実践は全て自己責任です。
AI需要過多のためPCパーツ価格が高騰している昨今省リソースの重要性が増している現状に逆行し、マイクロソフトがPCのリソースやメモリを食いつぶすようなプログラムや設定を Windows11 でユーザーに無断で動作させ始めたようです。
特に、低~中性能 PC、ゲーム用途、開発用途の PC で動作も重くなり良いことが一つもないため 2つの設定を無効化する手順のメモです。
確認環境
この記事は以下の環境で確認しています
- Windows11 Pro 25H2
- CPU: Ryzen 5900X
- RAM: 96GB
- GPU: RTX4080 Super
- マイクラを4Kシェーダーありでプレイ中
- 2025/12/29 現在
AppXSVCの無効化
AppXSVC: AppX Deployment Service
常駐するとなんと最大 4GBもメモリが占有されるようです。しかも PC全体のパフォーマンスが(常時・瞬間的に)低下し、CPUをバックグラウンドで利用されゲームがカクつくなどの悪影響が発生します(実際に自分も何かカクつくと思い OFFにしてみたら解消したので N=1ですが体感で間違いはないようです。
レジストリから設定を変更する
Windows サービス画面で「Appx Deployment Service (AppXSVC)」という項目が、「自動 (トリガー開始)」となっています。「停止」は手動で出来るようです。が、プロパティを開いて「無効」などに設定を変更することはできないようです。
サービスの説明欄では
「Microsoft Store アプリケーションを展開するためのインフラストラクチャ サポートを提供します。このサービスはオンデマンドで開始されます。無効にすると、Microsoft Store アプリケーションはシステムに展開されなくなり、正しく動作しない可能性があります。」
とあり、起動してないとストアアプリの起動・更新が失敗するようになるとのことです。が、大半のユーザーはストアアプリに大して世話になってないでしょう。
設定は、レジストリエディタで以下キーを探して
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AppXSVC
必要に応じて起動したい人向け = 3 (手動):推奨
Start(REG_DWORD)=3
完全に無効化したい人向け = 4(無効)→ 無効化はターミナル起動時などストアアプリ依存機能の様子がおかしくなるので設定時は注意
Start(REG_DWORD)=4
PC再起動後に有効になります。ストアアプリが起動しない or 更新できないのような問題が発生した場合これを再度見直します。
3(手動)にしてサービスを起動させつつ、ログオン後2~3分経過したらタスクスケジューラなどでサービスを停止するようにしても良いかもしれません。その場合設定は概ね以下の通りです。
適当なタスクを作成して - 最上位権限で実行をON - 操作 - プログラム: cmd.exe - 引数のオプション: /c sc stop AppXSVC - トリガー - タスクの開始: ログオン時 - 遅延時間を指定する: 2~3 分間
DoSVCの無効化
DoSVC: Delivery Optimization(配信の最適化)機能
Windows11 でメモリを食いつぶす上にメモリリークが存在する(デバッグ不足のままリリースされている害悪機能)と、最近炎上している DoSVC を無効化する設定です。
これが起動している場合、所有者の同意なく勝手に他の PC へ Windows Update を アップロードして通信量が増加したり、Windowsの利用可能なメモリーがどんどん減少するリスクがあります。
MS がサーバー代を節約したいという目的でユーザーに無断かつ一方的に負担を押し付ける害悪機能のため一般家庭で使用する中性能程度の PCまでは不具合の影響もあり本当に百害あって一利なしのようです。
1) 設定画面から機能をOFF
通常の設定で指定可能
設定
→ Windows Update
→ 詳細オプション
→ 配信の最適化
→ 「他のデバイスからのダウンロードを許可」
2) サービスを強制無効化
サービス管理画面から Delivery Optimization の項目の「無効」はアクセスが拒否されるのでレジストリを直接編集
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\DoSvc
以下の値を 4(無効)に変更
Start(REG_DWORD)=4
ただし無効化するとDISMのシステム修復時やWindowsUpdate時にコマンドが異常終了になるなど副作用があるかもしれません。
従って、以下の値を 3(手動)に変更してグループポリシーで追加の設定を行う(Pro 版以上)ほうが推奨となります。
Start(REG_DWORD)=3
3) Windows (Pro版以上)
グループポリシーを起動し(gpedit.msc)
コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > 配信の最適化 > ダウンロード モード
ダウンロードモードを「HTTPのみ (0)」に変更
0 = HTTP のみ、ピアリングなし 1 = HTTP と同じ NAT の後ろのピアリングを組み合わせた 2 = HTTP とプライベート グループ間のピアリングを組み合わせた 3 = HTTP とインターネット ピアリングを組み合わせた 99 = HTTP のみ、ピアリングなし、DO クラウド サービスの使用なし 100 = バイパス モード、Windows 11で非推奨
いずれもPC再起動後に有効になります。
サービスの設定は Windows Update 等で設定値が変わる可能性があります。定期的に確認しましょう。