リボンUIですがマイクロソフトのリボンUIの方針というものが存在するのかは不明ですが、デザインのバリエーションは複数の実装があります。
- Office2007スタイル
- Office2007製品
- Windows7のペイントツール
- Office2010スタイル
- Office2013以降のスタイル
- Office2013製品
- Windows8以降のペイントルール
- Winodws8以降のExplorerスタイル
Fluent.Ribbon ライブラリはこの中で、「Office製品系のスタイル」を目指して実装されているライブラリです。従ってエクスプローラと比較すると挙動が違います。例えば、2013環境では
- タイトルバーはアクセントカラーに追従しない
- テーマという概念があり、OSのアクセントカラーと異なる配色となる
- アプリケーションメニューは Office2013 互換の動きとなる
Fluent.Ribbon が持つ基本機能
Fluesnt.Ribbon が備える機能ですが、基本機能として
- タイトルバーに表示される、クイックアクセスバー
- リボンタブによる機能グループ化
- 特定のアクションの時だけ表示されるタブ
特定の場合だけ表示されるタブ(=タブコンテキストタブ)機能
アプリケーションメニューを選択したときに表示されるバックステージ機能
などがあります。急成長中のライブラリなので2017年6月現在、Fluent.Ribbon 公式ドキュメントのページの充実度は今一つで、コードの中にある、"Showcase"プロジェクトのサンプル実装を参照しながら機能を実装していくことになります。少し触れる気概があったので、次回から簡単な使い方を説明していきたいと思います。
また、WPFリボン プログラミング 連載一覧 (第1回~第14回) の構成を参考に記載していきます。
各記事へのリンク
- 連載一覧ページ
- 第1回:構成要素の紹介(このページ)
- 第2回:導入方法とウインドウ表示
- 第3回:タブ、グループ、ボタンの配置
- 第4回:ツールチップ、コンテキストタブを表示する
- 第5回:クイックアクセスバー、ツールバーメニューを表示する
- 第6回:コンボボックス、スピナーを表示する
- 第7回:ギャラリーを表示する
- 第8回:アプリケーションメニュー、バックステージを表示する