エクセルにエビデンスを張り付ける件が分かりすぎる件

この記事、自分はルールがこの世に生まれる瞬間に立ち会ってしまったので作成させる側に共感してしまいますね。

SIerの闇・Excelにエビデンス貼付け

1クリック、1円、1秒を賭けてる世界から見たらこういった世界ってものすごい奇妙に見えるんでしょうか。無駄だって。自社で提供してるWebサービスと出荷して組み込まれるようなソフトを同一視するのはどうかと思いますが…

どうしてそんなことになるのか

自分も過去に2度結合テストのエビデンスの提出を求めたことがあります。
世の中本気でどうしようもない奴が居るというお話。

  1. 不具合が発生
  2. 調査
  3. 結合テストの項目を特定
  4. 試験は実施されている
  5. 結果はOK(なのに不具合出てる)
  6. 再現テストしてみる
  7. 不具合が出て試験が通らない
  8. コードを追ってみる
  9. コードにも不具合がある

自分は最初意味が分かりませんでした。で、実施した当人に聞いてみるとやったの一点張り。でもこれ、状況証拠は明らかに試験をしていと語っています。実施者にやらせても不具合が出る状態でした。

変な人は必ずいる

もうね、不特定の人員を集めると一定の確率(これが結構高い確率)で変な人が居ますね。自分の付き合ってる外注/ヒトが悪質なだけですかね?
当然、大問題になって全テスト項目を見直したうえで再実施。その担当はその後2度とオフィスで見ませんでした。
で、再発防止策として出てきたのがエビデンスをスクショでとって提出でした。自分もめちゃくちゃ怒られてテストの期間が当初想定の倍になりました。ちゃんと仕事してた人からしたら死ぬほど迷惑ですよね。

時は流れ

時は流れ、その時のチームメンバーは全員去ってプロダクトも天寿を全うされました。で、その後そのルールだけが見事に残りましたね。そんなもの無駄だと思ったので自分のところではそのルールを廃止しました。

歴史は繰り返す

本気で。似たようなことは起きますね。ルールは廃止したのが仇となってまた試験してないのにしたと主張されました。どこかで見たなーと思いながら一通り言い訳を聞いた後、担当はその場で返品させてもらいました。その後は、当時とは違って関係機能に絞ってテスト項目見直し & 再テスト & エビデンスの提出をしてもらいました。

結局

新しい人が入ってきたときは要注意ってが自分の実感ですが、もっとプロジェクトが大きくなると誰がどこで働いているのかすら把握できない場合もあると思います。そういった場合疑ってかからないと痛い目に合うのは確実かと。だから「エクセルにテスト結果を張り付けて提出させる」は結果的にコストが安く済むんじゃないですかね?異論はあると思いますが。